くしやきさんの道具箱2段目【Microsoft Word:ルビ編②】
次回って、今さー!
というわけで引き続き道具箱シリーズです。
くしやきさんが小説を書くにあたっておもちゃにしているルビ機能を、あの手この手でそこはかとなく便利にしていこうという話から。
といいますのもルビ機能、デフォではショートカットキーが登録されていません。
だから毎回毎回『ホーム』タブから目当ての項目を選んでやる必要があるのですが……それはさすがに面倒ですね。中二病全壊の異能バトルものとか。
というわけでまず、これにショートカットキーを登録してやりましょう。
ちなみにこれはルビに限らず色々な機能についても使えそうなので、興味がある方はいろいろ試してみるといいかもです。
手順いちー。
まずは『Wordのオプション』を開きます。
上のタブの『ファイル』をクリックして、現れる画面の左下のほうにたぶんあると思います。あるいはWordの検索ボックスに『オプション』と打ち込んでもたどり着けるはずです。
これらの操作を行うと求めているウィンドウが表示されるはずです。
そうしたら今度は、そのウィンドウの左にある項目の中から『リボンのユーザー設定』のタブを選択してください。
するとウィンドウの中に、あからさまに今求めているモノっぽい『ショートカットキー:【ユーザー設定(I)】』という部分があるはずです。
というわけでこれをクリックすると、晴れていろいろなショートカットキーを割り振れちゃうよ! という画面にたどり着くことができます。
あとはもうやりたい放題だぜ!
以上です。
なんてことはさすがに言いません。
ごらんのとおり、こいつは少々大変そうな感じです。
なにせ意味が分からん。
なんだこいつら。
とりあえずそれとなく漠然と説明していくと、
『分類』―――どんなことにまつわる操作なのか。
『コマンド』―――具体的になにをするか。
『現在のキー』―――割り振られているショートカットキー(あるなら)
『割り当てるキーを押してください』―――ここを選択して実際にキーボードを押下すると、その動作にショートカットを登録できます。
『保存先』―――そのオリジナルショートカットを使えるようにする場所(?)。初期で選択されている『Normal.dotm』はつまりどの文書でも使えるようにするよ! っていうことだと思います。今開いている文書だけ、とかもできるっぽい。
『説明』―――選択している『コマンド』がなにをするものなのかの説明。
それは何となく見ればわかるとしても、この煩雑な『分類』の中から『説明』をたよりに欲しい『コマンド』を選んでショートカットを登録するのは……なかなか骨が折れそうです。Wordスペシャリストは遠いぜ。
だからとりあえずいろいろ考えるのはやめにして、今回は『ルビを振る』操作のショートカットに限局したいと思います。
ルビ振りは、
『分類:[ホーム]タブ』
『コマンド:FormatPhoneticGuide』
になります。
『説明』を読むと、「作業中の文書で文字列にルビを追加します」とあって、まさに求めているものですね。
『コマンド』はアルファベット順に並んでいるので、スクロールバーの位置を頼りに頑張って探してください。
ちなみにすでに『現在のキー』が存在しているのは、私が登録したからです。
初期状態では無表示―――つまり登録がないはずです。
あとはお好みのキーを割り当てて、ウィンドウ左下の『割り当て(A)』のボタンをクリックすればそれで完了。
このとき『現在のキー』の枠の下に『現在の割り当て:~』というものが表示されますが、これは自分が今登録しようとしているボタンの組み合わせにすでに登録されている操作が表示されます。
これによって、間違って初期設定のショートカットを上書きしてしまうリスクがなくなるわけですね。または逆に、これマジいらねえんだよというショートカットを別のに変えることもできます。
無垢な場合はここに[未定義]と登録されるので、とくに理由がないならそれを狙っておきましょう。
ちなみになんとなくショートカットキーのイメージがある「Ctrl + キーひとつ」の組み合わせで[未定義]となっているのは、
「Ctrl + .」(ピリオド)
「Ctrl + ;」(セミコロン)
「Ctrl + \」(バックスラッシュ。円マーク¥も同じキー)
「Ctrl + 7~9」(数字の7~9)
「Ctrl + F7」(ファンクションキーの7)
「Ctrl + Num/」(テンキーについてるバックスラッシュ)
「Ctrl + Caps Lock」(みんな大好きキャプスロック)
「Ctrl + 半角/全角」(半角/全角切り替えのキー)
「Ctrl + 変換(無変換)」(スペースキーの横とかにある変換と無変換のキー)
これくらいだと思います。
ポチポチ押下して調べただけなので見落としとかもあるかもしれないですが。
あともしかしたらバージョンとかによって違ったりするかもしれませんが。
まあお好きにお使いください。
そんなこんなで、なんとかかんとかルビを振る動作のショートカット登録ができるようになりました。
やったぜ。
この調子でルビ遊びを語っていこう! と思っていたんですけど、思いのほかまた文字数が増えたのでお開きです。
一般的なブログの文字数を知らないので何とも言えませんが……私が多いと思えば多いのだ。
というわけで皆さんさようなら。
前回いい感じの締めを考えておくと告げたのですが、ほらでもこういう散文って逆にしまりがないほうが、ね? いいじゃないですか。
……ごめんなさい。次までには考えときます。
思いつかなかったら埋めてくれてもいいですよ。
また次回の道具箱でお会いしましょう。