くしやきさんが好きをお届けするブログvol.8【カフェたいむ】
どうあがいても変えられないことは確かにあるのだ―――君は運命を信じるか。
答えになど価値はない。
なぜならそれは思う思わざるに関わらず、あるのならばそうあるのだ。
つまり、片想い百合の話なんですけど。
今回読んだ【カフェたいむ】という作品は、えっぐぷらんと 様によるWeb漫画です。
ニコニコ静画さんで全話無料で読むことができます。
好きな言葉は第六天魔王織田信長というちょっと独特な世界観を持ってそうな女の子『白玉たまえ』と、カフェ部存続のために頑張ることをOBの姉に1000円で約束させられた女の子『黒蜜さくら』による片思いラブコメになります。
カフェ部存続のために部員を集める、というのが当初の目的ではありますが、部員がそろってからは―――つまり主要人物が出そろった辺りからはのんびり日常モノといった様相を呈しつつ、メインふたりやほかの人物同士の関係が深まりつつ……そんな感じで進んでいきます。
ネタバレ:ハッピーエンド
片恋が実るってそれ運命ですからして。
高校一年生の入学式―――『さくら』に一目一耳一肌一鼻惚れした『たまえ』が当日の放課後に即告白するという圧倒的スピード感から始まる学園ラブコメは、適度な狂気とあふれんばかりのカワイイによって構成されています。
お互いよく知らないし友達からなら……みたいに様式美的な関係になるわけですが、新入部員(処女ビッチとネコミミ優等生)との出会いや恋敵(ホワイトゴリラ)の出現を経てふたりの仲はゆるやかに近づいていくのです。
そしてふたりは幸せなキスをして終了―――
コーヒーでも飲んでねえと甘すぎていけねえや。
全47杯で完結となる今作は、その間に高校生活3年間を駆け抜けます。
あまりにも短すぎる……どうしてこんなひどいことができるんだ……という気持ちこそありますが、その分凝縮された百合が楽しめるので、コーヒー片手にごゆるりとお楽しみください。
何より今作は、作者様のほかの作品と比べると比較的品がいいので入門にもうってつけです。
アヘ顔ダブルピースも一回くらいしかないですしね!
とても健全だ(感覚鈍麻)。
以上、私の大好きについてでした。
次の大好きでお会いしましょう。