娯楽感想文

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くしやきさんが好きをお届けするブログvol.4【Not So Shoujo Love Story】

 人を見た目で判断するのは悪しき行為ですが、しかし一方で風聞や目につく振る舞いというのはその人に近づくべきか否かを判断するには十分だと考えられています。

 誰かに悪印象を持った時に、自分が誤解をしているかもしれないと思うのはとても難しいことでしょう。

 

 というわけで不良×優等生百合です。

 

 学園モノの王道とでも言えるこのカップリングは、どうやら海外においても知られているようです。

 今回読んだ【Not So Shoujo Love Story】は、Curryuku 様の描くまさにそういった王道百合マンガです。『WEBTOON』という海外のマンガ配信サイトで無料で読むことができます。

 

 ひとまず、画像をお借りしつつ冒頭の展開をご紹介しましょう。

 

 少女漫画が大好きで、自分も少女漫画みたいなキラキラの恋がしたいと夢見ている主人公の『Rei Chan(レイちゃん)』。彼女は学校一のハンサムボーイである『Hansum Ochinchin(ハンサム オチンチン)』にあこがれていました。

 

fig.1クソモブがよ。(チッ)と呟くレイちゃん(主人公)の図
【Not So Shoujo Love Story】Episode 1より

fig.2キメ顔するハンサム オチンチン(学校のプリンス)の図
【Not So Shoujo Love Story】Episode 1より

 ある日そんな彼女がハンサム君の厄介な追っかけ連中に絡まれて彼女らをぼこぼこに叩きのめしていると、そこへ一方的にライバル視している学校のマドンナ的存在である『HANNA(ハンナ)』がやってきます。

fig3.ブチギレて学習机をぶん投げるレイちゃんの図

fig.3忠告するハンナ(学校のマドンナ)の図
【Not So Shoujo Love Story】Episode 1より

 そして彼女はレイちゃんに、ハンサム君を追いかけるのはやめるようにと迫ります。

 「ライバルにイジめられる主人公イベント……!」と思うレイちゃんですが、彼女はどうやら厄介な追っかけに絡まれたりするレイちゃんを心配して言っているようでした。

 

 そういう最初だけ仲良く見せて後で裏切るタイプのクソ女(偏見)のことが大嫌いなレイちゃんは、そんな彼女の胸倉をつかみ上げて言います。

 

「そのカワイイおカオをぶん殴られたくなかったらだぁってろ」

 

 なにせレイちゃんは顔がイイので迫力満点です。暴言を吐かれて震えるハンナに、(へっ、見ろよこの女ぴぃぴぃ泣き出すぜ)とまで思うレイちゃんでしたが、しかしハンナは―――

 

fig.4”カワイイ”しか耳に届いていないハンナの図
【Not So Shoujo Love Story】Episode 1より

 

―――と、むしろなにか喜ぶ始末。

 

 かくして始まる、不良(ヒロイン)と優等生(ヒロイン)の非少女漫画的ラブストーリー。

 ”少女漫画の恋じゃない!”(私によるエキサイト翻訳)のタイトルはここからくるわけですね。

 

 つまり王道百合漫画です。

 

 優等生として周囲の期待に応え続けてきたハンナは、どんな目で見られても自分を貫くレイちゃんに憧れのようなものを抱いています。

 

 百合漫画で百回は読んだ文脈

 

 そういうのでいいんだよ。

 しかもご覧の通り絵が死ぬほどきれいで可愛い

 ひたすらにキャラの顔がいいのにコメディターンの吹っ切れ具合が異常

 最高のラブコメか……?

 

 強いて難点を挙げれば英語で書かれているということですが、簡単な単語を追いかけてそれとなく文章を理解できるくらいには割と平易な英文です。構文を説明しろと言われたらちょっと無理ですが……

 とりあえずと「なんか日本でもよく聞くな」という英語を拾っていけば、授業中に眠ったことのない人なら多分読めると思います。

 まずは読んでみるのです。

 ぜひ。

 百合は世界各地に広まっているので、言語の壁に立ち向かう気合があると世界が広がります……日本でさえ網羅できないのに……百合しゅき……

 

 以上、私の大好きについてでした。

 次の大好きでお会いしましょう。