くしやきさんが好きをお届けするブログvol.1【お姉さんは女子小学生に興味があります。】
突然ですが、連想クイズです。
ふとしたときに欲しくなって、そうでないときもあればうれしくて、なにはともあれ誰もが大好き―――といえばなんでしょう。
そう、おねロリですね。
いわゆる百合というジャンルの中でも、年上の女性(=おね。お姉さんから)と幼い少女(=ロリ。ナボコフ氏の小説『ロリータ』から)によるカップリングのことです。
今回私が読んだ【お姉さんは女子小学生に興味があります。】は、現存するおねロリ作品の中でも最強、ないし最狂の一柱として知られている作品です。
主な内容としては、ロリコン高校教師「みのり」(28)とナチュラル小悪魔系小学一年生「小恋(ここ)」(6)というふたりの人物の(すくなくとも恋愛という要素に関してのみ言及すれば)とても純粋な年の差ラブコメになります。
ロリに性的興奮を覚えるおね。そしておねを無自覚に、あるいは自覚的に挑発し翻弄するロリ。しかしときにはロリがおねの大人の魅力にときめいたり、自分の幼さを憂いたり……そんなお手本のようなおねロリが楽しめる作品です。
著者は 柚木涼太 様、出版は竹書房さんで、現在では第8巻(2022/05/17時点)まで刊行されている連載中の作品となります。ストーリアダッシュさんやニコニコ漫画さんなどのサイトでも読むことができますよ。
中でもここでは、単行本第1巻収録部分を話題に取り上げようと思います。
ここから書かれるすべてのことは、第1巻の内容であると認識してください。
ではまず、個人的なハイライトページを画像をお借りしてご紹介しましょう。
見てお分かりの通り、仕事に疲れて帰ってきたみのりが小恋に踏まれて英気を養うシーンです。
仕事に疲れて帰ってきたみのりが小恋に踏まれて英気を養うシーンです。
この後には、
「来世は幼稚園の足ふきマットになる」
(”お姉さんは女子小学生に興味があります。”第1巻より)
という名言も飛び出します。
深いですね。
ここで賢明なる読者の皆様は、もしかして自分は恐ろしいものを目の当たりにしようとしているのだろうかとろりめくことでしょう。
なにせこれが本編冒頭4ページ目の出来事です。
ですがご安心ください―――これは序の口です。
入口にふさわしい軽いジャブです。
この後には『お手洗いになろうとするみのり』や『幼女の尻を求めて同居人の胸をかじるみのり』や『スク水をズボズボしたいみのり』、『小恋を孕むみのり』、『小恋とノーパンを見せ合うみのり』などなど……想像を絶するおねロリの暴力が待ち受けています。
そう、みのりはただロリコンであるだけでなく並々ならない性癖(誤用)の持ち主なのです。『興味があります。』なんて澄まし顔で言える次元には少なくともない。
それが、よくおうちに遊びに来るご近所さん、という強属性持ちの飛び切りのロリである小恋と出会ってしまったのですから、すべては起こるべくして起こるのだとしか言えませんね。
さてそんなおねロリの電波塔こと【おねしょ】(公式略)ですが、ぶっとんだみのりと恥じらいを知らぬ小悪魔(大悪魔)な小恋のおねロリ以外にも見どころはたっぷりあります。
なにせ登場人物がみんな魅力的(ロリに関してはモブでさえ気合の入り方が違う)なので、きっと誰もが推しを見つけられること間違いなしです。
なかでも主要な人物を、追加で三人ほど紹介します。
まずはみのりの同居人のバンドマンにして高校時代の先輩である「ゆう」
ブラジャーはフロントホック派(仮)。
女性にモテるタイプのイケメンさん。それなのに結構ピュアで、みのりに『ふるえるネコの手()』で遊ばれたり、いっしょにツルツルにしようと誘われて絶叫を上げたりしています。
彼女は今作随一の常識人であり、ロリコンであるみのりのストッパー兼ツッコミ役です。彼女がいなければ第1巻が終わるまでに5回は打ち切りになっていたでしょう。
先輩とみのりの、互いの距離感を信頼しあっている感がむんむんと伝わってくる遠慮のないやり取りは、先輩後輩百合っていいよね……とおねロリに染まり切った心を浄化してくれます。同居に至った経緯とか、第1巻時点でも興味がそそられますよね。
なにより、みのりの恋愛それ自体には否定的ではないというスタンスや、仲は良くとも彼女がみのりに恋愛感情を向けないだろうという安心感がたまりません。おねロリという障害が多い恋路を歩むみのりにとって、彼女の存在はとても大きいことでしょう。
個人的には、彼女を一番推しています。
さて続いては、小恋のママさんです。
とてもお若くおっとりとしたママさんは、たまに見せる乙女チックな表情が読者の心をつかんで離しません。
ちなみにみのりが大好きでも親子丼(鶏と鶏卵、サーモンとイクラのように親子を一緒にいただくこと)に興味はないです。
。
彼女は小恋の親ということもあって、頻繁にみのりをドキドキさせます。主にいろいろな行為が露見するかもしれないという意味で。
しかし彼女は持ち前のおっとりさと、そして見た目は優しいお姉さんなみのりの『高校教師』という肩書によっていつもまんまと都合よくあらあらうふふと受け入れてくれます。彼女もまた、おねロリには欠かせない人物ですね。
最後に、小恋の同級生である「ヒメ」をご紹介しましょう。
彼女は第1巻におけるもうひとりのロリとして登場します。
そして彼女は小恋へと並々ならない感情を向けています。
ふたりはコッコ、ヒメメ、と互いを呼びあう、とても仲良しなお友達です。
つまりロリロリです。
だから小恋を横取りしようとするロリコンおばさんに敵意を向けていて、同じロリだからこそできるスキンシップでみのりを泣かせたりします。
けれどそういうスキンシップを気軽にできるということは……という、どうしても悲しい気持ちになってしまう人物でもありますね。
おねロリにおけるおねの、『ちゃんとした恋のライバルとしてのロリ』というのは当たり前にいそうであまり見られないキャラクター性かもしれません。
ところで彼女はみのり討伐にあたって先輩からの助言をもらって、それが成功したことから先輩を「ゆう姉」と呼んで慕うようになったりします。
彼女は小恋とのロリロリだけでなく、先輩とのおねロリの波動をも感じさせます。
続巻では罪作りな先輩との絡みも増え、どんどんと彼女の魅力は増していくように思います。良くも悪くも開幕からフルスロットルなみのりと小恋の恋愛模様と同じように、彼女もまたとても興味深い人物です。
そんな素敵なキャラクターたちによって繰り広げられるロリコンのロリコンによるロリコンのためのおねロリラブコメ【お姉さんは女子小学生に興味があります。】
おねロリが読みたくなったときはもちろん、自分の性癖に自信がなくなったときにも燃料を補給してくれる逸品です。
ちなみに表紙はこんな感じ↓
もしも書店なんかでお目にかかることがありましたら、みなさんぜひ手に取ってみてくださいね。
以上、私の大好きについてでした。
次回の大好きでお会いしましょう。